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少年たちと少女と猫と ◆QkRJTXcpFI 「君はどうすべきだと思うんだね?」 「決まってるだろ!!こんな腐った殺し合いを止めて、皆で帰るんだ」 G-10地区、そこの海に停泊している豪華客船「NiceBoat」の 中で、二人の少年が侃々諤々の議論を交わしていた。 一人は、何処にでもいそうな中学生ぐらいの少年。 名前は前原圭一。雛見沢村という田舎の山村でゆったりと暮らす、 口がやたらよく回る点と、“萌”の伝道師という点を除けばごくごく普通の少年だ。 相対するは、前原少年とはあらゆる意味で対照的な、金髪碧眼の美少年であった。 黒い詰襟の軍服のような格好をした彼は、外見に似合わぬ老成した雰囲気を 醸し出していた。 名前はフランツ=フェルディナント。通称、<大佐>。 秘密結社<ショッカー>の幹部にして、 ショッカー箱根基地<ラビュリントス>の司令官だった男だ。 だったというのは当の箱根基地は、壊滅して既にこの世から消え去っていしまっているからだ。 一見すると、白人の美少年だが、実年齢は既に50近くだった。 そんな本来ならば会いまみえることなどあり得ない二人は偶然、 このゲームの開始地点が同じ船の、同じ部屋だったが為に、 こうして出会うこととなったのだ。 この二人が何について議論を交わしているかと言えば、 このゲームにおいて自分たちはいかなる行動をすべきかという事である。 前原圭一は、積極的にこのゲームをぶっ潰しに行くつもりだ。 前原圭一は正義感の強い少年である。 無論、それは彼が過去に犯した過ちの反動という側面もあるのだろうが、 このような非道を許せるような少年では無かった。 一方、フランツ=フェルディナントは・・・・はっきり言って何をする気も無かった。 ゲームに乗るつもりもないが、ゲームを壊しにかかるつもりもない。 殺されるならば殺されてもいい、そう考えるほどに無気力だった。 彼、フランツ=フェルディナントは二重の意味で死人だった。 一つは、何かをなす意思を持たない、生ける屍という意味で。 もう一つは、彼は彼自身の事を死人だと思っているからだ。 それも詮無きことだろう。彼は確かに、ここに連れてこられる直前、 <仮面ライダー>本郷猛の手により、燃落ちる箱根基地の中枢部で 倒されたのだ。 確かに死んだ。人工心臓をキックで貫かれ、死んだはずだった。 しかし、自分は生きている。何故かはわからない。 ただ、確かに生きている。 だが、そんな事はどうでもいいと<大佐>は思っていた。 本郷猛との死力を尽くした決闘を経た今、彼に生きる意志は無かった。 元々、祖国を失い、戦争に敗れてからは惰性で生きてきたようなものだ。 本郷との決闘で、戦士として戦うとき戦えなかった未練も晴らした今、 彼に生きる意味はない。 しかし、目の前の少年を見ていて気分が変わってきた。 少年、前原圭一は自分を必死に説得していた。 あの手この手、おおそんな言い方もあるか、と感心させるほど、 よく回る口で自分を説得していた。 生きる気力が無いという自分に生きろ、戦ってくれ。 そして俺に協力してくれと。 この前原圭一という少年は輝いていた。 生きる意志、戦う意志によって、その魂は熱く燃え盛っていた。 それはかつて自分が持っていた物、そして永遠に失ってしまった物だ。 だからそう言ったのかもしれない。 「いいだろう。君に協力しよう」 と。 「それじゃ、とりあえずこの船の中を探索するとするか」 「うむ。他の参加者がいたり、何か役に立つような物があったりするかも しれんからな」 その後、名簿や地図を確認し、まずはこの豪華客船の中を二人で探索することとなった。 上の会話の如く、参加者がいるかもしれないし、何か役に立ちそうな物があるかもしれない。 (待ってろよ・・・・梨花ちゃん、沙都子、レナっ!!必ず俺が助けてやる) デイパックの中に入っていたワルサーPPKを握りしめながら、 前原圭一はそう考える。 このゲームに参加させられていた、三人の“仲間”。 助けねばならない。この命に代えても。 (本郷猛・・・・・できればもう一度会いたいものだ・・・) <大佐>はそう考えて、笑みを浮かべた。あの真っ直ぐな男が この非道極まる殺人ゲームで如何に足掻くか、興味があった。 (走れ、本郷猛。お前の正義の心のままに・・・・) 二人の「少年」はそれぞれの思いを胸に、船の奥へと潜っていった。 【G-10 NiceBoat内部、廊下:深夜 一日目】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 【服装】:ワイシャツにズボン 【状態】:健康 【装備】:ワルサーPPK(弾丸数24発)@現実 【持ち物】:双眼鏡、基本支給品 【思考】 1:このくそったれなゲームをぶっ壊す 2:命に代えても部活仲間を助ける。 [備考] ※本編終了後からの参戦です。 【フランツ=フェルディナント@仮面ライダー 誕生1971】 【服装】:黒い詰襟の軍服 【状態】:健康 【装備】:特殊警棒@現実 【持ち物】:ねこ缶、基本支給品 【思考】 1:前原圭一に協力する 2:本郷猛の事が少し気にかかる [備考] ※ <黄金狼男>に変身できます。 能力には制限がかかります。 制限に気付いていません。 一方、圭一の部活仲間、竜宮レナはというと・・・・ 「はぅぅぅぅぅぅっ!!!ネコさんたちかぁいいよぉぉぉぉぉぉっ!! お持ち帰URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」 猫屋敷で猫と戯れていた。 【H-4 猫屋敷 一階 深夜 一日目 】 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 【服装】:白のワンピース、白い帽子 【状態】:極度の興奮状態 【装備】:不明 【持ち物】:不明 【思考】 1;かぁいいよぉぉぉぉっ!!! 時系列順で読む Back わたしのおにいちゃん Next 熱いぜマイキーさん 投下順で読む Back わたしのおにいちゃん Next 熱いぜマイキーさん GAME START 前原圭一 すれ違い GAME START フランツ=フェルディナント すれ違い GAME START 竜宮レナ 猫屋敷の猫
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【名前】 猫の獣人 【読み方】 ねこのじゅーと 【声】 不明 【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ 【初登場話】 ドン11話「イヌのかくらん」 【分類】 獣人 【コピーされた人間】 狭山健児バスガイドの女性 他多数 【修正】 気ままに遊ぶ 【モチーフ】 猫、ライオン丸 【詳細】 「気ままに遊ぶ」という性質を持つ猫の獣人。 大型のネコクローを装備した怪人態を有し、高い敏捷性を有する。 警察鬼から開放された狭山健児の他、彼が参加したバスツアーの乗客は全て猫の獣人に襲われその姿をコピーされている。 獣人の中では最も多くの被害を出しているがその習性通り普段の行動は気ままであり、肉を貪りアノーニに襲いかかったりしていた。 獣人の中では最もランクが低く片言ながら人語を解するものの、動物的な本能が優先されあまり知恵が回るとはいえない。 その自由奔放さは上のランクの獣人も困り果てるほどであり、獣人の性質故に世界の脅威に最も直結する存在と言える。 猫の獣人にコピーされた人間は言動が動物のようになり、一変するため事情を知る人間なら見抜くのはさほど難しくはない。 ソノイの斬撃をたやすく回避する高い反射神経を有し、不可殺の性質故にその増殖を止めることは出来ない…というわけではなく、ドンムラサメが持つというかムラサメの本体であるニンジャークソードの攻撃であれば通用し、撃破が可能。 しかしそれでは眠りの森に捕らわれたコピー元の人間もろとも消え去ってしまう。 コピーされた人間を救うためには森に捕らわれた本体を助け出した上でその姿をコピーした獣人を倒す必要がある。 森にコピーした本体がいなくなると不可殺ではなくなるため撃破が可能となるが、森の居場所がわからない限りそれは叶わない。 最終的に桃井タロウの一喝によってすべての獣人は森に封じ込められるようになり、外の世界には出られなくなるという形で封印されることとなった。 【余談】 モチーフはライオン丸。
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蓮と過ごしてもう1ヶ月もたつ。時間の流れとは早いもので。 もう蓮も外に出ることに慣れ、俺と買い物に行くことも増えていった。 「秋兄ちゃん!!プリン欲しいな~。」 「はいはい。落ち着いて・・・・」 蓮はプリンが好きになったらしく。買い物に行くたびにプリンを買うのをねだる。 そして買い物を終わらせたあと。家に帰って夕飯を作る。この日課が続いていた。 でも今日は少し。いや、かなり違った。 秋はいつもの通り鍵を取り出し、ドアの鍵をあける。 そして家の中へと入る。そこにはいつもはないものが見えた。 「・・・・あれ?」 「どうしたの?秋兄ちゃ・・あれ?」 そこには帽子を深く被った一人の少年が居た。その少年はじっとこちらを見ている・・のだろうか。 「あ・・・空き巣?!!!・・・・・でもなさそうだな・・・なんだろこの子」 秋はその帽子を深く被った少年に近づく。少年は後ずさりする。 「なあ。何しにきたんだ?ていうかどうやってこの家に入ったんだ?」 少年は少し無言で蓮を見て、口を開いた。 「・・・・・探してるんだ。」 そういうと蓮に近づいていく。 「探してる・・・?」 「・・・・そして見つけた。」 少年は蓮の間近の場所で止まった。 「へ?何々??」 「・・・・・やっと見つけた・・・・祐!!!!!」 そういうと少年は蓮に抱きついた。 「へ?え?えええ???」 「え・・・・えーと・・・・・あのさ・・・その・・・抱きついてないで・・・えーと。詳しく教えろ?な?」 秋がそういうと。蓮から少年を剥がし。テーブルに座らせた。 えーと。何から聞こうか・・・・ 「えーと。どうやってここから入った?」 少年は無言で天井を見た。そこには板がずれてる。 「・・・・あんたは忍者か・・・」 そう秋がつぶやくと再び少年を見つめ直す。 「・・・名前。なんだ?聞くの忘れてたわ」 「・・・・凛(リン)」 「ふーん・・・あのさ。さっき祐って言ったけど。どういうこと?何かこいつのこと知ってるのか?」 秋は蓮のことを指す。 「・・・・・・知ってるさ。」 凛はそういうと蓮のそばに行き。蓮の帽子を取った。 「あッ!!何やって!!」 秋が驚くのを無視して凛も帽子を取った。 凛の頭にあったのは。獣の耳。 「・・って・・ええ??」 凛が口をポカーンと開けている秋に近づき、言った。 「詳しく話してやるよ。気が済むまでな。」 このあと。秋に聞かされる話とはどんな話なのだろうか・・・・。
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登録日:2011/06/20(月) 12 51 00 更新日:2023/09/26 Tue 15 50 27NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 キノコパワー! ピエール瀧 明日があるさ 樹海少年ZOO1 漫☆画太郎 漫画 獣一 秋田書店 週刊少年チャンピオン 樹海少年ZOO1は、かつて週刊少年チャンピオンに連載されていたアクショングロ漫画。 作者はピエール瀧と漫☆画太郎(「漫$画太郎」名義)。 とにかく画太郎ワールドが此処でも繰り広げられている。 ◇あらすじ 花粉症で虚弱体質の少年・獣一はふとした事で親友のスサノオとドリアンを交通事故で亡くしてしまい、それがキッカケで学校中から壮絶なイジメを受けてしまう。 しかし、癒し系ホームレスのタイちゃんとその愛犬・パンチの活躍により、解決。 後日、獣一は一人と一匹に御礼をしに、彼らが住んでいる公園にやって来る。 しかし、其処にはタイちゃん達やその他のホームレス達の姿はなく、ハチ公の石像にキノコが置かれていただけだった。 そのキノコは、スサノオとドリアンを交通事故で亡くしたあの日、たまたまその公園にいた変人ホームレスが持ってた物だった。 そのキノコを手に、獣一は立ち上がった…。 ◇ストーリーの展開 やはり画太郎節が此処でも炸裂。 マッキが自滅したかと思いきや、獣一の父親の生時代や若き日のマッキの面々のエピソードを描き、結局は 「なかった事にしてください。」 となり、降り出しに戻るのであった。 ◇登場キャラ 獣一 主人公。花粉症で虚弱体質。 ひょんな事からスサノオとドリアンを交通事故で亡くしてしまい、学校中から壮絶なイジメを受けてしまうが、タイちゃんとパンチの活躍により、解決。 後日、タイちゃん達のいる公園に行くも、蛻の殻だった。 其処でキノコと大量の足跡を発見し、学校をすっぽかして足跡を辿る。 しかし、そんな彼には厳しい試練が数々と待ち受けていた。 失恋、足跡を消しまくったババアの死、母親泣かせ…。 それでも彼は修羅場を乗り越え、途中で救出したパンチ共々、タイちゃん達ホームレスをさらったマッキのアジトを見つける。 しかし、最期は裏樹海での修行中、花粉モンスターに無理矢理花粉を吸わされ、嚔をしまくった挙句、頭が破裂して死亡。 パンチ タイちゃんの愛犬。獣一の事を「ズーワン」と呼んでいる。 タイちゃん達を連れ去ったロボット達に闘いを挑むも見事に返り討ち。 のびていた所を獣一に救出される。 しかし、最期は獣一同様、裏樹海での修行中、花粉モンスターに無理矢理花粉を吸わされ、嚔をしまくった挙句、頭が破裂して死亡。 スサノオ 獣一のクラスメート。ガリ勉。 将来は総理大臣になれると期待されていたが、交通事故に遭い、死亡。 彼が死亡したせいで学校の偏差値がかなり下がった。 ドリアン 獣一のクラスメート。体力バカ。 将来はオリンピックの金メダリストと期待されていたが、交通事故で死亡。 彼が死亡したせいで甲子園にも行けなくなった。 しおりちゃん 学園のマドンナで、スサノオの事が大好きだった。 獣一を逆恨みし、彼を丸太の下敷きにして殺そうとした。 最後はタイちゃん達の活躍により、獣一と恋仲になる。 が、獣一は足跡辿りを優先した為、彼との恋は終わってしまった。 タイちゃん 癒し系ホームレス。獣一の悩みを解決するも、マッキにさらわれてしまう。 掃除ババア 足跡を消しまくっていたババア。掃除のし過ぎで死亡するも、獣一の活躍により蘇生。 黄門様の石像の前迄足跡が有った事を告げる。 キノコ仙人 変人ホームレス。しかし、それは仮の設定で、本当はキノコパワーの使い手。 マッキに対抗するべく、獣一とパンチを弟子に取り、彼らを裏樹海へと連れて行くが…。 槙原ひろみ 世界征服を企む秘密結社・マッキのドン。 毒キノコパワーを使う。 「地獄絵巻グソ!」 オカマ マッキの構成員。短大卒。 ウスラ マッキの構成員。バカ。 オニ マッキの構成員。鎧武者。 コックリ マッキの構成員。リストラされたサラリーマン。 オタク マッキの構成員。物知り。 センム マッキの構成員。エリートであります! カラオケの十八番は「明日があるさ」 赤ワイン猫 赤ワインを吐き出す。 芸者猫 尻からキャビアを出す。 キャット盛り ニャッフ~ン▼ 鑼猫 鑼を鳴らす中華風の猫。 猫綱 にゃすこい!にゃすこい! アイパッチ 裏樹海の住人。隻眼。 最期は獣一とパンチ共々、花粉モンスターに花粉を吸わされ(ry 虫一 獣一の父親。 スナギモ 虫一の親友。 エイドリアン 虫一とスナギモの天敵。 平社員 若き日のセンム。 源さん 彼の泣き声で世界は滅亡した…。 「くで~!くで~!オデにもくで~!」 「ナニィ、オデにもくでだとォ…。貴様なんぞ、追記・修正で充分だ!」 「えぇ~!?」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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疎通――少年さとり ◆6LcvawFfJA 危うく声を上げてしまいそうになり、バロウ・エシャロットは慌てて両手で口を押えた。 山を抜けてきた男目掛けて放った銃弾が、いとも容易く回避されてしまったのだ。 完全に不意を突いたはずなのに。 しかし周囲には樹木が生い茂っている。それらに隠れれば、再び奇襲を仕掛けることができる。 戦闘が長引くほどに“過去放った自らの攻撃を再び現実にできる”バロウは、優位に立てるのだ。 その考えから忍び足で移動しようとして、今度こそバロウは驚愕の声を漏らしてしまった。 「馬鹿なッ!」 男が、握っていた三日月型の剣を投擲したのである。 “バロウが身を潜めようとしていた樹木”目掛けて。 山の麓に現れた人影を発見し、微塵もこちらを警戒していない様子であったのを確認してからバロウは攻撃を仕掛けた。 にもかかわらず、既に自分の存在を知り先の行動を読んでいるかのように対応されている。 よもや、眼前の男は“能力者”なのだろうか。 そう考えた端から、バロウは否定する。 先に殺害した坊主頭の男も、口から衝撃波の様な物を射出していた。 一見老けて見えたが、制服を着ていた事から彼は中学生であったのだろうと結論付けた。 中学生でなければ、神候補から能力を授かることはないのだから。 だが、こちらを冷たい目で見ている男はどうだ。 年相応に見えない中学生を何人も見てきたが、さすがに眼前の男はとても中学生とは思えない。 どう見ても、バロウの母親と同世代である。 ならば、何故、能力者じみた動きをするのか。 現実であって欲しくない仮説が、バロウの脳内に浮かぶ。 眼前の男は神候補に能力を授かった中学生ではなく、“神候補そのもの”なのではないか。 だとすれば、勝ち目はない。 たった一つしか能力を与えられない中学生とは異なり、神候補は複数の能力を持ち合わせている。 もしそうだとすれば、勝ち目はない。 複数の能力に、さらに天界人たる神候補は高レベルの神器まで所有しているだろう。 神候補相手に立ち回れる能力なぞ、唯一ロベルト・ハイドンの保持する“理想を現実にする”能力くらいだ。 服の下で肌の表面を伝う汗が、やけに冷たい。 逃げに徹するべきだろうかと思考したバロウは、唐突に横に跳んだ。 物体が回転する音、乱れる大気の流れを察知したのだ。 先ほど男が投げた剣が舞い戻っている事実に勘付いたのは、バロウがデジャヴする神器の使い手である故。 相手が神候補ならば、同じ能力を持っててもおかしくないという考えがあった。 迫り来る剣のブーメランのような特性に気付かずして、運良く回避することができた。 されど咄嗟に跳べば勿論、体勢は崩れてしまう。 その隙を逃すまいと、初撃以来微動だにしていなかった男が疾風となる。 たったの二跳びで、加速を完了。 三跳び目で、体勢を低く落とす。 四跳び目に移る寸前、空中で戻ってきた剣を危なげなくキャッチ。 四、五、六跳び。五十メートル近くあった距離を詰め、バロウに肉薄。 体勢を立て直し切れていないバロウを見下ろし、にたりと表情を歪める。 「へへ。へへへへ」 追悼の声をかけることもせず、剣を掲げた。 「へ?」 男の漏らしていた笑い声の語尾が吊り上る。 振り下ろした剣が、バロウの右腕を覆う巨大な砲台に防がれたのだ。 一ツ星神器“鉄”。 銃口から球状の弾丸を放つ、遠距離用神器。 防御用の神器は他にあるのだが、ここまで接近されてしまえばあちらでは対応出来ない。 「ぐ……」 剣と砲台が拮抗していた時間は、ほんの数秒。 突然発現した神器に男が面食らっていた僅かな時間だけ。 すぐに少しずつだが押されてしまい、バロウの表情が歪む。 「負けられないんだ……」 天界人でこそあるが、バロウの肉体は屈強ではない。 タフではあっても、力強いというタイプではない。 昔から、彼は体を動かして活発に遊ぶのが好きではなかった。 外に出たとしても、風景をモデルにして絵を描いて楽しんでいた。 時には樹木を、時には街を、時には河を、時には母を、紙に描く。 ほんの少し前まで、そういう子供であったのだ。 だが、戦わねばならない理由が今はある。 その為ならば、忌むべき天界人としての力だって使う心積もりだ。 たとえ、母から声と音を奪った“鉄”であろうとも使用する。 「相手が神候補でもッ、僕はッ!」 負けてはならない。 彼は、何としても夢を叶えねばならないのだ。 天界人の能力を捨て人間となれば、また母が倒れる前の生活を取り戻せると信じている。 化け物のままでは、家族として愛してもらえなくとも。 と、バロウが考えた瞬間、“鉄”を押す力が急にゼロになった。 「……え?」 怪訝な表情のバロウに、問い質すように男が言う。 「妖じゃ……、人間と家族に、なれ……ない…………?」 男の顔からは、ずっと浮かべていた笑みが消えていた。 平静を取り戻して、相手を間近でじっくりと眺めることでバロウはようやく気付く。 眼前の男も、人間のような姿をしているが人間ではない。 ○ 「そう、か……」 バロウから天界人である故に一人になった過去を聞き、男は肩を落とした。 心を読む妖、さとりである彼にはバロウの話が真実である事くらい容易に分かる。 仮に殺し合いに勝ち残りミノルの目を治してもらっても、さとりはミノルの父ちゃんにはなれない。 そう、心の底から理解できてしまった。 ここに来て、さとりは目的を失った。 力無く立ち去ろうとして、バロウから声をかけられる。 「おじさんも、人間になればいいじゃないか」 「人間に、なる」 先ほど、さとりは自分の事情をバロウに話していた。 故に、バロウは提案をする。 人間になろうとする妖という彼に、人間になろうとする化物たる彼はシンパシーのような物を感じていた。 それに、自分を追い込んださとりは強い。 二人でならば、ロベルト・ハイドンとしてこの場にいる地獄人、アノンにだって優位に立てるかもしれない。 「だけど……」 「キース・ブラックは一つしか願いを叶えないなんて言ってない。 僕だって出来ることならば、人間になるだけじゃなく母さんを治してもらいたい。 二人なら殺すのも楽になるよ。……いつかは、僕とおじさんで殺し合わなくちゃいけないかもしれないけど」 心を読むという能力を知った為、バロウは考えを隠さない。 「僕かおじさんのどちらかが、化物じゃなくなって人間と家族になろうッ」 声を張り上げて、バロウは手を伸ばした。 さとりが、提案を呑んでくれるだろうか。 心を読めぬバロウの鼓動が、どんどんと早くなっていく。 しかし、同時にこここそ命を賭けねばならない正念場とも思っていた。 似た境遇で、同じ目的。 彼以外に組める相手はいないと、バロウは実感していた。 アノンはバロウを仲間に迎えてくれるかもしれないが、それは部下としてだ。 夢を叶えることは出来ない。 共に夢を目指せる同志となれるのは、さとりだけだ。 だから、バロウは、手を伸ばす。 「へへ。いいな、それ」 そして、さとりは、手を握った。 暫し呆然としてから、バロウは大きく安堵の息を吐いた。 「ところで、おじさんは神候補なの?」 「かみ? 何言ってんだ、バロウ?」 「あれ?」 それによりやっと、バロウとさとりは異なる世界の情報について得ようとしていた。 【C-2 山麓/一日目 早朝】 【さとり】 [時間軸] 紫暮&うしお戦直後 [状態]:万全 [装備]: 海月@烈火の炎 [道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品1~5 [基本方針]:優勝し、ミノルの目を治して人間となり一緒に暮らす。 【バロウ・エシャロット】 [時間軸]:三次選考開始後、植木チーム戦以前。 [状態]:健康 [装備]:H K MARK23(8/12)@現実 [道具]:基本支給品一式+水と食料一人分、月の石×4@金色のガッシュ、RPG-7(グレネード弾×5)@現実、支給品0~3(確認済み) [基本方針]:人間になるため、最後の一人となる。 ※名簿に書かれたロベルト=アノンと認識しています。 投下順で読む 前へ:現在位置~Fly! You can be Free Bird~ 戻る 次へ:ナビ 時系列順で読む 前へ:現在位置~Fly! You can be Free Bird~ 戻る 次へ:テッドという漢 キャラを追って読む 036:妖語(バケモノガタリ) さとり 105:死んだらおわり 034:Re Re バロウ・エシャロット ▲
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ネズミーランドに行く一週間の間にあった会話・・・ 「そいえばさ。蓮はネズミーランド行ったらどんなアトラクションに行くんだ?」 そう秋が聞いてみると。蓮は即答した。 「ジェットコースター乗りたいんだ~w面白そうだもん!」 「へ~。意外だな。ジェットコースター乗れるのか・・・じゃあお化け屋敷みたいなのも平気?」 「!!!!!ムリムリ!!絶対ムリ!」 「ええ?!何で~?」 「お化け怖い・・・・やだよぅ・・・」 蓮が潤んだ目でこちらを見てくる。そんなに嫌なのか。 「ふぅ~ん・・・・」 秋は少し考えた後。蓮をお化け屋敷に入れてみようと思った。 あっという間の一週間。この日に良い思い出ができるといい。そんなことを考えながら秋は用意していた。 「チケットも用意した。金もよし。蓮も服着てただの男の子。これでよし。」 「わ~い!」 蓮ははしゃぎながら外に出た。その姿はどう見ても普通の男の子だ。尻尾も上手く隠してるしこれでいいだろう。 秋と蓮は電車に乗り。ランドに向かう。 窓を見ている蓮を見ながら。秋は言った。 「蓮。守ってほしいことがある。ランドに着くまで帽子取るなよ。あとジェットコースター乗るとき猫耳のこと指摘されたらこれは癖っ毛って言うんだ。わかった?」 そういうと蓮はわかったと相槌を打った。 そんな会話をしていたら1時間程度でネズミーランドについた。 秋と蓮は出入り口に居る係員にチケットを渡し。中へ入る。 「うわ~!!すごい!!」 そこは夢の国。それはもうネズミや犬やアヒルやらなにやら。いろいろなキャラクターが居る。 「夏休みでもないのにすげえ人だ・・・・蓮。離れるなよ。」 「うん!」 そういうと蓮は秋の手をとり。ギュっと握った。 「さてどこ行くか・・・・スターロード行くか。一応ジェットコースターだ。」 「早く行こうよ~」 蓮が秋の手を引っ張り急かす。 かわいい奴。家帰ったら襲ったる。 そんなことを考えながら蓮と秋はスターロードを目指した。 「ふう・・・ついたな・・・まあまあ並んでるけど20分くらい待てばいけるか。」 「まだかな~」 蓮がそういいながら秋の周りをトテトテと回った。 「・・・ジェットコースターなんて久々だな・・・ん?」 秋はぼーっとしながらあることに気付いた。 ・・・ほとんどの女の人が蓮を見ている・・・・ それはそうだろう。男の秋でもかわいいと思えるのだから。女から見てみるといままで見たことがないくらいかわいいだろう。 「誘拐されないように気をつけないとな・・・・」 秋は走り回っている蓮を見ながらそうつぶやいた。 ・・・数分後。 「蓮。そろそろだな。」 そういうと蓮は前を向きなおす。 「うわぁ~すごい!」 蓮の前にあったのはスペースシャトル風の乗り物。蓮が大はしゃぎしているところに係員に呼ばれた。 「お客様。被り物の方は取ってもらいたいんですけど~。」 「ああ。すみません。」 そう秋が答えると蓮の帽子を取る。蓮の猫耳が見えた。 平気かなー。そんなことを考えながら秋は心配そうに係員を見る。 「はい。どうぞー。」 案外あっさり係員は通してくれた。それもそうだろう。カチュウシャ(猫耳だがの上に帽子をかぶるはずがない。そういう風に自己解決したのだろう。 蓮と秋、他の客もスペースシャトル風の乗り物に乗り込む。バーをおろし、しばらくしたら発進した。 『キャー』 旋廻。急下降などが繰り出され乗客がお約束どおりとばかりにべたな叫び声をあげる。 「キャハハハハ~すごいすごぃ~。」 「よく叫ぶな~。のど痛めちまうぞこいつら。」 大はしゃぎする蓮と全く叫ばない秋。このミスマッチな雰囲気が少しばかり乗客の視線を集めた。 「蓮。どうだった?」 「すごい!!もっと乗りたいな~。」 「そっかそっか。まだあるからな。楽しみにしてろよ。」 「わ~いw」 蓮が満足そうに笑っていたので秋自身も満足して。次に乗るアトラクションへと向かった。 もう6・7回はジェットコースター系に行った。さて後は 「なんかジェットコースターと別な場所行きたいな~。」 蓮がそういったので待ってましたとばかりに秋が行った。 「じゃあ次はメランコリー・マンションに行くか。」 「?そこジェットコースターじゃないの?どんなところ?」 「まぁ行ってからのお楽しみ・・・・w」 秋の顔が少しにやけた。 「・・・・ここ・・・・?」 「うんここ♪」 そう行った場所はどう見てもお化け屋敷。お化け屋敷が苦手だといった蓮に連れて行きたかった場所だ。 「・・・ヤダヤダ!!行きたくない!!」 「え~。俺すげー楽しみにしてたんだけどなぁ・・・そっかぁ・・・なんだぁ・・・・」 秋がわざとすごい名残惜しそうにつぶやいた。それを見た蓮は 「・・・・わかったよ!行けばいいんでしょ!」 そういうと秋の腕をつかみ。中に入っていった。 ちょろいもんだな♪ そう秋が心の中でつぶやいた。 館の入り口辺りにいくとそこに居る店員は無表情に 「いらっしゃいませー」 といった。ここの館は呪われてる設定だから無表情なのか。そんなことを考えていると 蓮は怖がりながら何かつぶやいている。 「しゅ・・・・しゅしゅしゅしゅ秋兄ちゃん・・・・こあい・・・・」 そういうと蓮は抱きついてきたので、ちょっとドキッとしたが落ち着いた声で 「大丈夫だって、俺が居るからさ。」 そういうと抱きついたままの蓮を連れながら秋は館の中に入っていった。 「うわぁぁあ!!」 ちょっとやそっとのことで怖がる蓮。さっきのジェットコースターの威勢はどこにいったのやら。 「そんなに怖いのか~?結構愉快そうな骸骨が踊ってるだけじゃないか。」 そう蓮に聞いてみるとこあいこあいと潤んだ目でつぶやきながらこちらを見る。 「・・・今の蓮すげえかわいいなぁ・・・」 そうつぶやきながら秋は半泣き状態の蓮を連れてどんどん先へ行った。 やっと出口に着いたと思ったら、蓮は泣き出しながら秋に強く抱きついた。 「ばかばかばかぁ~!!すごい怖かったよぅ~・・・・」 「ごめんごめんって。そうだ。かるく食べ物を食べようか。」 そう秋が聞いてみると。蓮はすぐ元気を取り戻して秋の手をつないだ。 「あんな上目遣い・・・しかも潤んだ目で見てくる奴がいるかい・・・」 秋がそうつぶやき。かるい軽食が食べれる店に入った。 「はぁ・・・何気にもう夜かぁ・・・・蓮。面白かったか?」 「うん!ありがとう秋兄ちゃん。」 蓮はもぐもぐとネズミ型のドーナツを食べながら言った。 「それはよかった・・・ん?おお。パレードか着たな。」 そう秋がいうと外にライトがすごいつけられたきれいな猫やらなにやら。いろいろ出てきた。 「うわぁ・・・・きれい・・・」 蓮は珍しいものを見るかのようにドーナツそっちの気でパレードをじっと見ていた。 蓮のがきれいだな・・・ 秋はパレードそっちの気で蓮をじっと見ていた。 「また着たいなぁ・・・」 「あぁ。またいつか連れてってやるよ。」 いつかまた・・・行けることを願って・・・・ 秋と蓮が帰っているときの電車ない。 秋と蓮は疲れ果てたのか寝てしまっている。 そこに一人の帽子をかぶった少年が近づいてきた。 「・・・・祐(ユウ)・・・・?まさかな・・・・」 そう少年がつぶやいたかと思うとどこかへ行ってしまった。
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少年剣士ルシオ(ショウネンケンシ~) p e 属性 水 コスト 25 ランク A 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 ? ? ? 50 1,412 1,382 ? 最大必要exp 19,564 No. 1362 シリーズ ルシオ Aスキル ルナティックレイ 敵単体への究極の一撃(?%) Sスキル 聖剣の斬撃 敵全体へ水属性の中ダメージ(?%/?turn) 売却価格 ? 進化費用 250,000 進化元 - 進化先 少年勇者ルシオ(A) 進化素材 ド1(A) タ1(C+) フ1(C+) ロ1(C+) 入手方法 備考
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新女装少年板 有志の方が立ててくれました
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少年勇者ルシオ(ショウネンユウシャ~) p e 属性 水 コスト 29 ランク A 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 ? ? ? 50 1,605 1,589 ? 最大必要exp 19,564 No. 1363 シリーズ ルシオ Aスキル ルナティックレイ 敵単体への究極の一撃(?%) Sスキル 聖剣の斬撃 敵全体へ水属性の中ダメージ(?%/?turn) 売却価格 ? 進化費用 - 進化元 少年剣士ルシオ(A) 進化先 聖剣に選ばれし者ルシオ(A+) 進化素材 入手方法 進化 備考
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蓮と約束してから1日たつ。 とりあえず実家に帰って服と資金の調達に行かねば。 そう思い、蓮を後に秋は家を出た。 「さて・・・父さん居なければいいなぁ・・・」 秋がそう思いながら電車に乗り。1時間ほどで家に着いた。 秋は少しどきどきしながらチャイムを鳴らす。 家に居る可能性があるのは母。父。姉。おばあちゃん。 おばあちゃんだけなら天国。父が居てしまったら・・・・ そんなことを考えていると扉が開いた。 「・・・・ぁぁ秋ちゃん・・・久しぶりだのう・・・・」 秋に天使が舞い降りた。 「お久しぶり。おばあちゃん。今おばあちゃん一人?」 「私一人だけだがのう・・・」 最高だ。最高のシュチュエーションだ。 「ゴメンあがるよ~。」 「はいはい。お茶どうする?」 おばあちゃんの言葉を無視して元の俺の部屋に向かう。ここには昔の服があるはずだ。 昔の服は黒いクローゼットに入っている。 そのクローゼットを見つけ。秋は服を取り出す。 「いいのあるなぁ・・・・さすが俺。よくやった昔の俺。」 そう秋が独り言をつぶやき。適当に服を取り出す。 ある程度服や靴を取り出し。もう良いと思いクローゼットを閉めようと思ったそのとき。上から帽子が落ちてきた。 「帽子・・・・いらねえかな・・・あ!そうか!猫耳隠さねえとまずいや」 そう考えた秋は帽子を拾った。 後は袋・・・秋は自分の周辺を探すとちょうどいい大きなバックがあった。 俺には神様がついているのだろうか。満面の笑みでリビングに向かう。 「秋ちゃん。お茶用意したけど・・」 「ありがとう。そこ置いといて。」 秋が軽くあしらう。 資金集めないと・・・俺の隠しといた貯金・・・3万くらいあるはず・・・ そう思って隠しておいた場所を見る。 「良し。3万以上ある!」 秋が隠しておいた金を全て取り出し。テーブルに用意されたお茶を飲み干し。実家を後にする。 「おばあちゃんありがとう。俺忙しいからもう出るよ。」 「そうかい・・・また寂しくなるねえ・・・」 少し名残惜しいが。父さんと出くわしたら大変なことになる。そう思って蓮が待ってる家に向かった。 「蓮。ただいま。」 「おかえり~秋兄ちゃん!」 元気よく返事をして秋のもとへ近づいてくる。そして抱きついた。 「まったく・・・蓮は甘えん坊だ・・・」 「えへへ・・・」 「そういえば蓮。俺の昔の服持ってきたんだけど・・・それじゃあ動き辛いでしょ?」 「え!本当?!」 そう喜ぶ蓮をつれてリビングでバッグから服を取り出した。 秋が蓮に服を合わせる。ほとんどぴったりだ。 「よしよし。いい感じだな。どんなの着たい?」 そう秋が聞くと少し悩みながら蓮が答えた。 「え~と・・・少しかわいい感じでかっこよさのある服。」 「うーん・・あるかな・・・」 そう思って秋がそれっぽい服を探す。 まてよ。蓮が着たらどんな服でもかわいい感じになると思うなぁ。 そう思った秋はなるべくかっこいい方を探す。こんなのがいいだろうか。 それは少しパンクかかった長袖の物で、わざとぶかぶかな感じに仕上げており。着るとルーズな感じになる服だ。 結構似合うと思う。そう思って蓮に着せてみる。 「どう?」 「うん。結構いいよw」 蓮が笑ってくれた。よかったと安堵の息を漏らし、ズボンを決める。 下はまたパンクっぽいとこてこてになっちゃうし・・・黒っぽいジーンズでいいか。 そう思ってそれも蓮に着せる。なかなかに会う。いあかなり似合う。 「秋兄ちゃん服のセンス良いね~!」 「そうかな?」 あとはジャケットを着せてこの帽子を・・・かぶせる。これはすごい。猫耳少年から美少年になった。 「これでよし・・・ランド行くときはこれでいこうな。」 「うん!ありがとう秋兄ちゃん!」 そういうと蓮は家を駆け回る。気に入ってくれたらうれしいや。これで何とかネズミーランドにいけるか。 そう思っていると疲れたのか寝てしまった。 ネズミーランド行くまで後一週間・・・・